自己分析シリーズ1「か」

 連休で古い荷物を片づけていたら、古びた段ボール箱の中から、小学一年生のころからの作文が綴られた薄いファイルが発掘された。驚きだ。何やらいろいろと書いてある。この「か」という詩がどうやら僕の処女作のようだ。なぜか血という漢字が使ってある。このファイルを出典としていくつかの作品を連載すれば、小さな自分史になるかもしれない。

「か」

ばたばた足をばたばた
かに血をすわれて
すわれるのがいやで
すわったまんま
ばたばた足をうごかしていたよ

かは血ーすいたくて
きゅーん足にきゅーん
あいさつのこえはおおきいけれど
ぼくのからだをおしっこにする
ぼくがだんだんへる
ぼくはなくなるのかな
それでぷくってふくらませるのかな
かゆくなるのは
かはたたかれてもいいんだって
そういっているのかな

 たぶんお盆に母の実家へ行ったとき、浴衣姿で盆踊りを見に行ったときのことだと思う。「足をばたばた動かしていれば蚊に刺されないよ」と言われたので、ばたばたさせていた記憶がある。
 それにしても「ぼくがへってなくなる」とは変なことを考えた小学一年生だ。親か先生が添削したのだろうか。「か」が「きゅーん」と飛ぶのも変だ。「それでふくらませる」っていうのも妙な表現だ。少し変わった奴かすごく素直な奴かどっちかだったんだろうと思う。卒業写真を見ればただの鼻垂れ小僧が写っている。
 栄養状態も悪かったらしい。注射するときどこに針を立てていいのか医者が困っていたのを思い出した。これは小学一年生の夏休みの詩だ。夏風邪ひいて注射したように覚えている。それと蚊の吸血が変にダブったのだろうと思う。おそらく夏休みの宿題で書いたに違いない。
 それにしても、とにかく珍しいファイルを発見したものだ。

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「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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