怪しい広辞苑54「第四版64ページ・アブサン」

 説明不足だと思う。第四版64ページ「アブサン」の説明。
 「ニガヨモギを主な香味料としたリキュール。アルコール分約七〇パーセントの緑色の洋酒。」とだけある。
 アブサンは昨年2005年に解禁になったところだから、実に90年近く禁断の酒として地下で密造酒や偽物が細々と取引されていたことになる。幻覚症状を起こす成分があることが製造販売禁止の原因だ。
 アブサンを数十年前に一度だけ飲んだことがある。バーテンダーのおじさんが「珍しいのいかが」と言うので「おごりなら」と言うと、深緑の液体が底に注がれた小ぶりのグラスをマジックのように出した。素早いのか優雅なのかわからない動きをするものだ。「これが本物」と言われたので、たぶん偽物だと思う。目の前で割ってくれたのだが、牛乳のようになってしまったので少々驚いた。これが伝説のアブサンかとなぜか感心しながら、臭いに癖はあるもののおいしく飲んでしまった。結局おごりだったから偽物だろうけれど、僕にお金がないことも分かっているので、かわいそうに思ってとっておきの「本物」をおごってくれたのかもしれない。今となってはどの街だったかどの店だったのかも覚えていないが、狭くて薄暗い店の壁中に酒が並んでいて記憶の中でその苦みとともに幻想的な風景になっている。
 第四版は、まだアブサンが解禁になっていない時期の辞書だから、「依存性が強い」とか「合法的な酒ではない」とかを付記しないといけないのではないか。また、禁止や解禁は別としても、「水で割ると白濁する」という大きな特徴を記載すべきだと思う。
 アブサンと言えば野球漫画「あぶさん」を思い出す。最近、野球漫画を読んでないなあ。暇になったら第一話からじっくり読んでみてもいいと思っている。「あぶさん」はほんの数話、不連続に読んだことがあるだけだ。でも、第一話から読めるかな?漫画喫茶に行けば一話からそろっているかもしれないなあ。

どこにいるの? について

「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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