日々雑感206「岩石パズル」

 岩石パズル。これはなかなかに辛い。動かないものを動かそうとするのは、相当に体力を消耗する仕事だ。このときには全ての筋肉を総動員しなければならない。
 重要なのは、準備運動だ。いろいろな種類の筋肉を総動員するためには骨格が正しく組まれていることが必要だ。しかし、機械ではないから、最初からどこかにずれがあったり、動かないものが動いていく過程で姿勢に変化が起きた結果、ずれが生じたりする。この物に対する骨格のずれ、つまり、構えの崩れによって生まれる無理な力は想像以上のものがある。準備運動がなされていないと、この無理な力を逃がすための骨格の組み立てを補正する動きが円滑に行われない。姿勢が補正されないと、無理な力を正しくない骨の構えで受け止めることになるので、怪我をすることになる。
 重要なのは心構えだ。力を入れる前の心構えと、物が動き始めてからの心構えと、物が動き終わった後の心構えだ。この心構えによって、怪我もなく、楽に物を操ることができる。もちろん限度を超えたものは不可能だが、人間が通常の生活をしている環境の中では大抵の作業が限度内に収まっているはずだ。
 力を入れる前の心構えには、どのようなものがあるか。道具を使うか使わないかを考える。何人で行えばよいかを考える。今やるか後でやるかを考える。どの程度の準備運動をしておけばよいかを考える。どこにどれだけの力をどの程度の時間加えるのが適切かを考える。そのためにはどんな姿勢であればよいかを考える。物が動くことによって、他の物や他の人に悪影響が出ないように考える。
 物が動き始めてからの心構えには、どのようなものがあるか。物の動き方をから考えて、力の加え方の加減をする。物の動きを止めるために、いつどれだけの力をどこにどの程度の時間加えるのが適切かを考える。物の動き方から考えて、姿勢をどのように変化させながら力を加えていくかを考える。
 物が動き終わってからの心構えには、どのようなものがあるか。力を抜いて、もとの姿勢に戻るときに体に無理な力が働かないようにする。物を動かしたことによって、他の物や他の人に悪影響が出ていないかどうかを確認する。無理な力が働いたと思われるところを整えるための整理運動をする。
 もちろん、準備運動や整理運動などは、改まった作業の時以外は行わないのが普通だ。一日の始まりや、一日の終わりに行えば、何とかなる。しかし、岩石パズルともなるとそうもいかない。
 人間以外にこんなことする生き物はいないだろう。生きるためでもなく、遊ぶためでもないのだ。明日の筋肉痛予防に薬までを使う。実に奇天烈な生き物だ。

どこにいるの? について

「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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