怪しい広辞苑140「第四版150ページ・一暴十寒」

 広辞苑第四版150ページ「一暴十寒(いちばくじっかん)」の説明の4行目。
 「不断の条件が悪ければなんにもならない。」とあるが、この「不断」は「普段」の方がよい。古い時代にはこれでよかったのかもしれないが、現代人が使う辞書だという意識を持ち、「不断」と「普段」とを使い分けるべきだろう。もし、広辞苑第六版で訂正されていなければ、広辞苑第七版で訂正してほしい。このままだと、たまたま目に入った「一暴十寒」の説明を読んだ学生は、国語の同音異義語の書き取りテストで失点してしまう可能性がありそうだ。その点、電子辞書版なら、「一暴十寒」の説明がついでに目に入る可能性が少ないので、取り敢えずは安心かもしれない。
 ところで、この「一暴十寒」の説明の仕方が他と違うのはどうしてだろう。
 動詞などは別として、こうした類の言葉を説明するときの文末は、「~こと。」で終わるか、「~(名詞)。」で終わるものだ。あるいは、「~こともいう。」「~(名詞)ともいう。」という場合などもある。辞書ばかりではなく、ほとんどの説明には、こうしたものの言いようが、その説明に費やされた文のうちのどれかになされているはずだ。
 しかし、広辞苑第四版の「一暴十寒」では、説明に使われている二つの文の文末の両方とも、そのどれでもない。これらの説明的な姿勢を示す言葉がどの文にも使用されていないのだ。内容をストレートに表現するだけで、説明しているという姿勢が感じられない。それはそれでよいのだけれど、やはり表現の形式は統一した方がよいと思われる。

どこにいるの? について

「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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