幻想5「未来を変える子ども」

 今、産後の疲れを癒やしている母親はこの地球上に何人いるのだろう。人口爆発と言い、少子化と言い、アンバランスな世の中でも「這えば立て 立てば歩めの親心」は変わらない。
 子育ては忙しい。次から次にわいてくる仕事に似ている。先手先手で余裕の子育てが子どもを安心させる。しかし、仕事と違って経験が生かせない。しかも、子ども自体に先手先手で接すると依頼心が強い人間になって、不平不満を持ちやすくなるから注意が必要だ。
 変な育児書を信じないことも大事だ。外国のものであれば、基盤にある文化が違うのだから、逆効果になる可能性もある。また、多くの人が子育てを経験する関係で、一家言を持っている人も多いのだが、諸条件を分析することもなく、ただ方法と結果だけを単純に結びつけているものが多く、意外とその単純さに説得力を感じてしまうことがあり、全てが信じてしまわれる傾向もある。
 子育てについては諸説紛々だが、つまるところ、どういうときにどんな表情でどんな言葉掛けをするかということが命だと思う。これが子どもに生きる力を与えると信じる。母親は自然に母親の顔となる。言葉も微妙な響きで子どもに心というものを伝える。厳しく育てるには日常のこうしたものが土台になくてはできない。和顔愛語というわけだ。
 厳しく育てるとは、よく考え、よく行動する心を身につけさせることを目的としていなければならない。しかし、それには邪魔がつきものだ。社会の風潮。周囲の思い込み。親と子どもの人間としての能力の限界もそれに含めてもよいかもしれない。
 地球の未来を救う一人の戦士が幻想される。毎日生まれる無数の子どもたちの中から必ず出現するはずだ。その戦士が何と戦うのだろう。病原菌か、悪の集団か、地球侵略者か、それとも人間自身がたどる歴史的運命か。もっとも、地球を救うには人間を滅ぼさねばならないという説もあるから、通常の想像とは逆の働きをするのかもしれない。
 誰が何になるか分からないところが面白いけれど、何になってもよいように無償の愛を注いでいこう。世界中の母と子に花束のプレゼント。
 父親にはこうしたとき何ももらえない。その理由は 僕たちの種族の正体と関係あるのかもしれない。

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「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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