恐怖シリーズ132「知らぬが仏パワー」

 「知らぬが仏」状態も恐怖だが、「知らぬが仏」パワーはさらに恐怖の度合いが大きい。後者は事情や自分や相手の立場を知らないことをいいことに、結果として傍若無人の振る舞いをするからだ。これは本人が自覚していないだけに周囲が感じている恐ろしさが倍増する。
 しかも、本人に今さら知らせるわけにはいかないという局面を迎えている場合もある。こうなると自分で気づくしか破局を避ける道はない。しかし、自分で気づいたときは既に手遅れの状態になっているはずだ。その時のやぶれかぶれの行動に周囲が巻き込まれることもあり、それが新たな恐怖となる。
 ただ、「知らぬが仏」状態にあると周囲に思わせておいて、縦横無尽に行動するという手もある。これは一つの行動力だ。これを称して、<意図的「知らぬが仏」パワー>とするなら、冒頭に挙げた「知らぬが仏」パワーは、<真性「知らぬが仏」パワー>としなくては区別がつかなくなる。
 <意図的「知らぬが仏」パワー>はたちが悪いが、コントロールが効いているので、恐怖感はなく、嫌悪感だけを感じる。<真性「知らぬが仏」パワー>に対しては、恐怖感と憐憫の情を抱くことになる。実際には、両者が交じったパワーが炸裂するのが普通だ。
 つまり、あの人は「パワー」があるというとき、その側にどのようなブレーンたちがいて、どの程度パワーの質を高めているかを確かめなくてはならないということだ。もしかすると、限りなく<真性「知らぬが仏」パワー>の割合が大きな人かもしれない。その場合、「君子危うきに近寄らず」を決め込むのが身のためだろう。

どこにいるの? について

「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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