日々雑感273「不安定な心」

 このあたりの気圧の変化は台風を除いておよそ30ヘクトパスカル。平均的には一気圧の前後10ヘクトパスカルずつの範囲で変動する。急速な変化は僕の体に大きな影響を与える。体調だけでなく精神的にも変調を来し、不安定になる。
 これは誰にでも起きていることで、それを苦にするか苦にしないかというだけの違いがあるだけだと思う。気のせいだということもあるが、気のせいでも変調を来していることにかわりはない。人間の体も物だから、環境の変化によって影響を受けないわけはない。特に生き物としての気持ちとか気分とかいう心の姿、そして精神という心の働きには思わぬ形でそれらの影響が関係していくことになると思う。
 このことについては、自分のそうした変化に気づいているか気づいていないかという根本的な問題がある。気づいた者は環境の変化とそれを結びつけ、関係がありそうなものを導き出して解釈し、何かの役に立てている可能性があるが、気づかない者は性格や血液型のせいにし、コントロールできないものとして半ばあきらめてしまう。それどころか周囲の理解を求めるばかりて平然としていることもある。
 気圧だけでなく、単に空腹であることや、腸内にガスがたまっていたり便秘であったりすること、部屋の色や照明の色、流れている音楽の種類、時間帯、仕事や日常生活のなかに抱えた未解決の問題の量、自分の年齢、月の満ち欠け、かけた言葉やかけられた言葉、そうした諸々のものがないまぜになって結局は平均化するのだけれど、ときにはそれらの変化同士が同じ方向で重なり合い、衝動に近いようなものを人に与えることがある。下手をすると心の問題でありながら、実は単に確率の問題なのかもしれない。自殺する人の割合が地域や文化や性別、年齢、曜日ごとにおよそ決まっているのも不幸なことだが興味深いことだ。
 これを防ぐには、できるだけ多くの種類の変化の要素を意識するということが対策として考えられる。変化を意識しているものが少なければ安定しない。たとえば、株価しか頭にない人間は、株価が上がれば調子がよく、下がれば調子が悪い。他の要素によって平均化されていかないので、実に不安定だ。これは不幸の始まりとなりやすい。
 数だけではなく、できるだけ多くの種類の変化の要素が、自然環境や社会的な環境、自分自身の身体や心というような様々なまとまりの中にバランスよく意識されているかどうかということも大事だろう。バランスといっても数のバランスだけではなく、重みのバランスが必要だ。これらを書き出して一覧表にしてみてはどうだろう。一つ一つを評価してそれぞれのまとまりの中でトータルされたものを眺めるだけでも心を安定させる知恵がわいてきそうな感じがする。

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