怪しい広辞苑249「海鵜」

 広辞苑第四版248ページ「海鵜」の説明にはイラストがない。「海鵜」どころか、本家本元の「鵜」の説明にもイラストがない。「カワウ」や「ヒメウ」にいたっては、「鵜」の説明に紹介されてはいるものの、見出し語すらないのだ。このようなことで果たしてよいのだろうか。
 今後、鵜飼は観光事業の面でもっとクローズアップされてもよいものだ。鳥と人間が協働して生きていくよきモデルとしての価値もある。鳥類と哺乳類と魚類の関係に注目すれば、鵜飼には今後人類がどのように生きていくべきかの知恵を多く導き出せるように思う。
 何より、長い歴史があり、伝統文化として確立されているではないか。まさか、鵜匠の身分が特殊すぎるためにうまく宣伝にのらないのだろうか。今のままでは非常に勿体ない感じがする。
 さて、イラストがあるのとないのとでは、辞書を利用する面で大きな差が生まれる。文字ばかりの辞書があったら、まず僕たちは手にしない。文字と絵の両方のよいところが辞書の上で出ていれば最高なのだが、なかなかそうはいかないようだ。
 広辞苑の場合、説明にイラストをつけるつけないの判断基準をどう設定しているのだろうか。この「鵜」のように三種類も見出しとなりそうな語がありながら、一つとしてイラストが掲げられていないのは、敢えてイラストを載せない理由があるからだろうか。
 それとも、広辞苑編集者に何の判断基準もなく、適当に手に入ったものから画像を交換しているというだけの話なのだろうか。
 やはり、辞書というものは、たくさんの語の説明をするというスタイルをとっている以上、それぞれに統一性を持たせるということが重要となってくるはずだ。
 たとえば、他の鳥の説明では、何よりも大きいとか、何ぐらいの大きさなどと、曲がりなりにも体の大きさが直接的、間接的に説明されている。しかし、「鵜」の場合はどうだ。そうした説明が欠落しているのだ。
 これは「鵜」に対する編集者の愛着の持ち具合が問題なのだろうか。不可解だ。

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