心の断片329「敵も仲間」

「敵は仲間」

自分のあずかり知らぬところで
何かが粛々と進められていく
この傍観の憂い無力感は
人生を形骸化させる力に
屈服する敗北の吐息だ
お前に反骨心があるなら
人としての誇りがあるなら
生きた証を残そうというのなら
その力のあずかり知らぬところで
ゆえにどうにも手出しできぬことを
粛々と冷徹に清らかに明るく進めよ
別の力でお前自身が潰されるまで
笑いながら推し進めていればよい
似たもの同士が泥んこになって
のた打ち回って生きていくのが
泣き笑いして生きていくことが
どれだけ楽しいかわかるだろう
それでなくては人生持ち腐れだ
持ち腐れでも生きていればよい
何か予測もできないことがあって
どうにもこうにも知恵が必要になり
死に物狂いで打開していくのは
血湧き肉躍る人生の醍醐味だろ
たとえぼろぼろになったとしても
復活してみせればドラマチックだ
タイムリミットで復活できなくとも
誰かに託せばまたドラマチックだ
世の中とはそういう楽しいところだ
真っ向からかかってくるものには
真っ向から立ち向かえばよいだけ
まあときどきは受け流してもよいが
そんなおとぼけも一興ということだ
横槍を入れてくる無粋者がいたら
こちらからも横槍を入れたらよい
横槍同士とはさぞかし面白かろう
脅す者には理由を考えてあげよう
やむをえぬ事情があるやもしれぬ
何気なく脅し返せたら面白そうだ
泣き出す者には時間を告げよう
泣き止むまで待つ我慢比べだ
泣く方が疲れるので必ず勝てる
泣きに付き合って運がよければ
何だか知らぬが結局のところ
解決の手助けをしたというだろ
逃げる者には行き先を聞こう
命狙う者にはその覚悟を聞こう
飢えた者には飢えてつきあおう
希望なき者には本を差し上げよう 
怒る者の憤りは悲しみに変えよう
その悲しみを慈しみに変えよう
慈しみを仏の心と知らせよう
出会ったさまざまな人々に
右往左往している人々に
同じく息絶え絶えな自分の
他ならぬ自分の命をかけよう
今目の前にいるそうした人々は
どんな相手であれ仲間と同じ
生きているもの同士という
その一点で結ばれている
どうにも死ぬまで仲間だ
この世の中を同じく生きて
世の中の小さな流れを作る
そうした一粒一粒の生き物だ
たとえそれが敵でもかまわない
のた打ち回る似たもの同士の仲間だ
だから愛おしくてだから心に残るのだ
心に残ったものが僕たちを豊かにする
それを無にする人生を形骸化させる力は
何かの力ではなくて
関係の中で生まれた
必然の結果としての力だ
だから抗うことができない
お前それがどうにも嫌ならば
新しい何かを推し進めればよい
ひたすらに粛々と成し遂げていく
そうした何かを推し進めればよい
すると何か新しい関係が生まれ
世の中の関係図は微妙に変わる
微妙だが確実なこの変化には
抗うことのできない力も及ばない
誰にも止めることなどできない
それは結局のところ同じ力だ
直接に対決するものでなく
存在すら知りえないからだ
それはお互い様の法則だ
抗うことのできない力同士の
その相性の良し悪し具合で
この楽しい世界が回っていく
僕たちは一蓮托生の仲間だ
泥んこ仲間だから遊べばよく
全力で生ききるだけで生まれる
単純だがそれが人生の価値だろ
たぶん

どこにいるの? について

「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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