心の断片396「突堤にて」

「突堤にて」

突堤で
振り返る
先端で
目を閉じる

記憶のプレパラートを
少しずつ斜めにずらし
突堤の向こう
皆がくらす大地を
燃える樹木の
精一杯の
振る舞いを

突堤で見つけた
歪んだままの
僕の足跡を
潮風は
もう消してくれても
よいのだよ

ここの風化は
無数のフナムシの
さざ波と
磯臭さの酩酊とともに
全速力で
突き進んできた

その突端で
灰色の僕は
少し遅れて
ぼろぼろと
綺麗な
砂粒になって
吹き飛ばされてゆく

振り返らぬ日々は
もう終わりにしたいのだ

突堤にて
ぼくは
立ち尽くす

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どこにいるの? について

「がんばったら疲れる。疲れたら休む。休んだらがんばる。」ということにしておこう。
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